
こんにちは!
こたろーです!
KOBELCOの名前で知られる
神戸製鋼所が
アルミ製品の一部のデータを
改ざんしていたというニュースが流れました。
誰もが知る大企業でまたもや不祥事が発覚…
しかも子会社は以前もデータの改ざんをしています。
非常に残念でなりませんが
私たち消費者に直結する影響はあるのでしょうか?
影響はどこに?部品使用している自動車車種一覧!
原因や納入先についても!
ということを調べていきます。
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影響はどこに?部品を使用している自動車車種一覧!
神戸製鋼所が起こしたデータ改ざんについて
このようなニュースが流れました。
神戸製鋼所は8日、生産するアルミ製部材について強度など顧客が求める品質基準を満たしていなかったと発表した。取引契約に反して品質データを改ざんしていた。供給先は三菱重工業など航空機関連メーカーやトヨタ自動車など約200社に及ぶ。管理職も含め少なくとも数十人がかかわっており、不正が組織ぐるみだったことも明らかになった。
品質検査に関する証明書を改ざんしていたのは、長府製造所(山口県下関市)や真岡製造所(栃木県真岡市)、大安工場(三重県いなべ市)など同社グループの4事業所。昨年9月から今年8月末まで強度や寸法などのデータを偽装していた。
同日、都内で記者会見した梅原尚人副社長は「深くおわび申し上げる。反省している」と陳謝したうえで、「不適合部品の安全性に疑いがある問題は現時点で起きていない」と釈明した。出荷先のメーカー名は明らかにしていないが、三菱重工業は子会社が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」に問題部品が入っていることを認めている。トヨタ自動車も複数の車種に採用されていることを確認、影響がないか調査に入った。
(引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22038780Y7A001C1MM8000/)
酷い話ですよね。
大企業が犯した失態ということでこの影響も大きく
供給していた会社も200社を上回ります。
これだけの数の会社に供給をしていたということであれば
私たちの生活に直結するような影響を及ぼしかねません…
ニュースでも言われているとおり
各自動車メーカーにもこの対象部品を
供給していたということです。
具体的に現時点で社名が上がっている企業としては
トヨタ、日産、スバル、マツダ、の4社です。
トヨタはボンネットや荷室のドア
日産もボンネットやドアに使われている
スバルに至っては自動車と航空機に影響があるようです。
各社、安全面や操作性の影響を確認しているということですが
もし、影響があれば、リコールということも
考えられます。
そうなると4社一斉にリコールを
することになると思うので
相当大規模なものとなるでしょう。
具体的に車種を調べてみましたが
今のところ発表されていないようです。
それぞれのHPを確認してみても
神戸製鋼所のデータ改ざんに対する言及は
各社今のところ何もしていない状況です。
トヨタ…プリウス、アクア
スバル…フォレスター、インプレッサ
日産…ノート、エクストレイル
マツダ…CX-5、アテンザ
などなど各社代表車種を抱えていますが
これらの車種にもアルミ製品が使用されている可能性は
十分に考えられます。
企業の調査を待ちましょう。
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原因や理由は?
改ざんをした理由や原因はなんだったのでしょうか?
今回の不正は、10年以上前から行っており
内部の管理職も認知していたと
話しています。
記者会見によると、
原因については
現場は納期、生産目標のプレッシャーがある中でやってきた。工場ごとに人事異動がなく、閉鎖的な環境だった
(引用:http://www.sankei.com/west/news/171008/wst1710080054-n1.html)
と説明しているようです。
納期に間に合うことが優先的になってしまった
不正の理由としてはよくあるパターンですね。
そして閉鎖的な環境ということで
外部からの目が届かない状況だったということが
うかがえます。
「ばれなきゃいい」というスタンスは
会社という組織になってこれだけの大企業になったとしても
人間が操作する以上、変えられないのでしょうか…
そして実は、神戸製鋼所の不正は今回だけではありません。
1999年、総会屋への利益供与が発覚。金銭提供などの商法違反で、元役員らが有罪判決を受けた。
→利益供与当時の会長だった亀高素吉相談役が辞任。
2006年、神戸加古川両製鉄所で環境基準を超える窒素酸化物などを含むばい煙を排出しながら、測定データを改ざんしていた不正が発覚。
→基準値を超えそうになると担当者が自動記録装置の記録ペンを意図的に浮かせるなど悪質な手口を使用。
2009年、地方議員の後援会に政治資金規正法が禁じている寄付をしていた。
→当時の犬伏泰夫社長と水越浩士(こうし)会長の辞任に発展した。
2016年、グループの神鋼鋼線工業(尼崎市)の子会社で、日本工業規格(JIS)を満たしているように試験値を改ざんしていた問題が発覚。
→今年5月には行動規範「KOBELCOの6つの誓い」を公表。
(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171008-00000011-kobenext-bus_all)
不正の温床がそこらじゅうにはびこっていますね。
こう見ていくと、今回の不正も何ら悪びれた感覚はないのでしょう。
納入先を調査!
納入先について、まずはどんな製品をどれだけ改ざんしたのか
概要をご確認ください。
主な製品:アルミ板、アルミ押出品、銅板条、銅管及びアルミ鋳鍛造品出荷期間:2016年9月1日~2017年8月31日
数量等 :アルミ製品(板、押出品) 約19,300t
銅製品(板条、管) 約 2,200t
アルミ鋳鍛造品 約19,400個
(引用:神戸製鋼所)
鉄鋼業界、国内シェアNo.3とあって
製造量も多い分、改ざんした製品量も
莫大な量ですね。
納入先について、具体的な説明を求めていますが
「取引先との関係がある」という理由で一切公表しないという
スタンスを取り続けいています。
自動車についてはその後明らかになっており
上記で説明しましたが、
人が乗るもので、安全面の考慮には
細心の注意を払わなくてはなりません。
これに対し、顧客との関係性を重視し
納入先を公表しないという態度は
あまりいいものとは言えないでしょう。
その後の調査で納入先として一部の企業が
明らかになりました。
国産ジェット機「MRJ」を開発する三菱重工業、
東海道新幹線のJR東海
アメリカのボーイング etc…
こちらは本当にほんの一部にしかすぎません。
今後、明らかにするのか、それとも顧客との関係性を優先し
公表しないのか…
神戸製鋼所の判断に注目しましょう。
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